
パラディドルディドル | ルーディメンツ9選と練習法
パラ(RLもしくはLR)と2回連続するディドル(RRもしくはLL)を組み合わせたルーディメント。
パラディドル(RLRR・LRLL)やダブルパラディドル(RLRLRR・LRLRLL)は、アクセントの手順が左右交互に入れ替わるのに対し、このパラディドルディドルは手順が一定であるのが特徴です。
習得することで、無駄な力を使うことなく6連符を高速に叩けるようになります。
6連符を高速に叩けるようなるばかりでなく、連続して使う際、手順の関係によりアクセントの前に時間の余裕が生まれるため、「アクセントはシンバル、それ以外はスネアドラム」のような振り分け時にも、無駄な力を使うことないプレイが可能になります。
パラディドルディドル
Paradiddle-diddle
パラディドルディドルを叩くための練習
※ディドルをシングルにしたときのリズムと交互に叩く練習(1,2小節)と、パラディドルディドルを連続して叩く練習です。
練習時のポイント
- まずは、1&2小節の1拍目のリズム♬♫(タタタンタン)を上の楽譜の手順で叩き、ストロークの確認をします。そして、その手(ストローク)のまま8分のシングルをダブルにします。
確実にできる速さからだんだん速くし、最終的に♩=100〜120までいけばOK!
- ドラムセットで練習する場合、「アクセントをシンバル、ノーアクセントをスネアドラム」のように振り分けてもよいでしょう。
パラディドルディドルの応用フレーズ
※ディドルルーディメンツを組み合わせたフレーズです。ここで紹介したパラディドルディドル以外にも、シングルパラディドル(スタンダード、インワード、リバース)、ダブルパラディドル
練習時のポイント
- 音粒の間隔、大きさが均等になるように注意しながら練習しましょう。
- 上記の「パラディドルディドルを叩くための練習」と同様、ドラムセットで演奏する場合はいろいろと振り分けると新たなフレーズの発見にも繋がります。
ここでは、パラディドルディドルを紹介しましたが、このようなディドルルーディメンツは手順の組み合わせ方により多彩に存在します。
それらの理解を深め、習得することはセット・ドラミングに大いに役立ちます。
もし、徹底練習したいのであれば、定番の『Stick Control for the Snare Drummer』を活用するとよいでしょう。
全部マスターするにはかなりの根気が必要ですが、これを叩きこむことでスティックコントロールは飛躍的に向上します。