
セブンストローク(7つ打ち) | ルーディメンツ9選と練習法
3回連続したディドル(RRもしくはLLなどのダブルストローク)の後にアクセントが付くルーディメント。
あらゆるフレーズに対して応用できる使い勝手の良さがあります。
単調になりがちな16ビートのリズムパターンやフィルインにちょっと組み込むだけでも効果的です。
また、ファイブストロークロールや他のダブルストローク系ルーディメンツと組み合わせると、より表現の幅は広がります。
セブンストロークロール
The Seven Stroke Roll
or
セブンストロークを叩くための練習@
※16分音符4つ目にアクセントが付くパターンと、拍頭にアクセントが付くパターンの練習です。
練習時のポイント
- ファイブストロークの練習と同様、1小節目と2小節目および3小節目と4小節目はストローク(肩から手首にかけての動き)が同じになるようにしましょう。
- ここでは、1つ目もしくは4つ目にアクセントがつくパターンを紹介していますが、2つ目、3つ目にアクセントがつくパターンにも挑戦してみましょう。
楽譜や練習方法は2つ打ち&アクセントに掲載しています。
セブンストロークを叩くための練習A
※3連符(6連符)にセブンストロークを取り入れる練習です。
練習時のポイント
- 8分音符と3連符(6連符)が混じった複雑で細かいフレーズですが、リズムが崩れ、ごちゃごちゃならないように注意しましょう。
オープンロールは軽く、アクセントをしっかり出すと音形が明瞭に出ます。
ダブルストローク(2つうち)とクローズロールの違いとは?
他のダブルストロークロールに共通して言えることですが、ダブルストローク(2つうち)とクローズロールとはっきり区別させることが大事です。
この2つのルーディメンツをあいまいにしているドラマーをよく見かけますが、奏法も音楽へのアプローチも大きく異なります。
奏法上における大きな違いは「スティックで打面をヒットした後のバウンド処理の仕方」です。
クローズロールは、地面に落下したボールが自然にバウンドするように、1打目より2打目のほうが音量が小さくなります。
それに対し、ダブルストロークロールは、バウンドしたスティックの反動を利用して1打目と同じ音量になるように手首や指を使ってスティックを押し返すのです。
詳しい習法は下記の【打楽器上達に欠かせない10の基礎練習メニュー】で解説していますので、もしこの2つのルーディメンツの叩き分けに自信がない方はこちらで習得した後、再度セブンストロークの練習に取り組むことをお勧めします。