マリンバという楽器の特徴 | マリンバ講座

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マリンバという楽器の特徴 | マリンバ講座-第1回

 

マリンバの基本的な構造や特徴について、同じ鍵盤打楽器であるピアノとの違いを例にあげて説明していきます。

 

 

ピアノの鍵盤

ピアノ Piano

マリンバ

マリンバ Marimba


 

鍵盤について

 

ピアノの鍵盤と配列は同じです。ピアノの様に黒色白色ではありませんが、黒鍵白鍵があります。違いは鍵盤の大きさで、木を一つ一つ調律していますので。高音部分は幅が狭く厚みがあり、低音部分に向けて幅が広く薄くなります。高音域、中音域、低音域それぞれの木の厚みの感覚の違いを意識することは演奏にとって大切になってきます。
(低音部分の木の厚みが薄いということはそれだけ繊細なのです)

 

ピアノを演奏したことがある方は、鍵盤は同じですのでたたけますが、この幅の違いに戸惑う方が多いようです。
ちなみに、マリンバの最低音の音板の幅は8cmほどあります。

 

  • ピアノの鍵盤数:88鍵(黒鍵36、白鍵52)
  • マリンバの音板数:49鍵〜61鍵が一般的

 

パイプ

 

マリンバという楽器の特徴 | マリンバ講座

鍵盤の下には共鳴管と呼ばれるパイプがついていて、木事態も少し響きますが、これがより音を響かせます。マリンバのメーカーによって共鳴管の形も違いがあります。

 

基本的に高音部分は短く、低音にむけて長くなります。黒鍵の高音部分が長く全体にアーチになっているものがありますが。これはデザインです、実際パイプの中をのぞくと、底は浅いです。(ちなみに、パイプの底にほこりがたまると響きが悪くなりますので、お手入れが大切です)

 

音の出かた

 

ピアノは鍵盤を最高両手10本の指で演奏しますが、マリンバはマレット(撥)を片手に一本ずつ、合計2本ですので、すぐポンポンと音を鳴らすことができます。

 

ピアノは自らの手で鍵盤に触れますが、マリンバはマレットを通してですので、楽器に対して間接的な様に思えますが、ピアノの場合、奥にあるハンマーにより音が鳴っているのでピアノの方が間接的に音を出しています。
マリンバはそのハンマーが自分の手になるわけですから、鍵盤に対してはより直接的かもしれません。
ですから自分の動きで音は自由自在、それぞれ叩く人の特徴が素直に音となります。

音域

 

近年では5オクターブの音域のマリンバが多く使われていて、簡単なピアノの曲も弾くことができますし、この音域でのオリジナル作品が今もたくさん作られています。マリンバは低音の響きが魅力の一つですので、それを生かした曲はその音域が必要となってきます。

 

また音域が少ないマリンバでも、ピアノ伴奏付きでヴァイオリンの曲などを演奏したり、中音から高音の明るい音色も心地よいです。

 

  • ピアノの音域:7オクターヴと短3度
  • マリンバの音域:4オクターヴ〜5オクターヴが一般的

 

オクターブとは?

オクターブ

例えば、「ド」の音を基準にしたとき、1つ高い「ド」もしくは1つ低い「ド」までの音程のことを“1オクターブ”と呼びます。
さらにその倍の開きは“2オクターブ”となります。

 

また、1オクターブは黒鍵5個+白鍵7個(ドレミファソラシ)の12鍵盤(音板)なので、5オクターブ(c〜c)のマリンバの音板数は12×5+1=61枚となるのです。

 

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木下昌子オフィシャルサイト「ストレッチ&マリンバ」


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