身体を知る | マリンバ講座 第5回

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身体を知る | マリンバ講座 第5回

前回の講座で「体で覚えるのではなく頭で知ることを重要視していかなければなりません!」とお話しましたが、そこで今回は身体の動きのメカニズムについての知識を少しお話ししたいと思います。

 

人は成長するにつれ、身体の可動域が狭くなっていきます。
幼いとき、身体はもっと自由で柔らかかったと思います。(赤ちゃんはきっとそうですよ)
しかし頭の中で、腕はここから動くもの(たとえば肩から)足も同様、そんな知識が身体の動く範囲を決めていってしまいます。
身体が固いなぁと思われる方は、まず今ある知識をリセットしてみることからはじめてみるといいでしょう!(また身体の動く範囲があいまいになっているのならば・・・)

 

今回は腕に注目してみます。

 

腕の構造は、鎖骨、肩甲骨、上腕、前腕、手首、手から成り立っており、3カ所での回転が可能です。
上腕と肩甲骨の関節での回転、肘での回転、助骨の上での肩甲骨の回転(後で説明にある胸鎖関節を軸に動く)です。

 

腕の最初の関節は鎖骨と胸骨の関節(胸鎖関節)です。
自分の手でこの関節を触りながら腕を動かしてみてください。
存在を意識できましたが?

 

さらに、胸骨関節、肩関節の存在を意識して肩甲骨の可動性を知りましょう!
肩甲骨は背中側にある大きな骨です。
なぜその関節らを意識するかというと、肩甲骨が骨格的に、そこにくっついているからです。
背骨や助骨にはくっついているのではなく筋肉だけでくっついているのです。
ですので、肩甲骨周辺の筋肉を暖めることができるとかなり自由に動くものなのです。

 

肩甲骨の可動域をまず理解して、筋肉の柔軟のために行うとそのまわりの筋肉が緩んでいくことで自由さ(可動域)が増すかもしれません。
この自由さは肘の動き、手首の動きにも影響します。

 

 

脱力が大事だとよく言われますが、力を抜くというよりも、身体が常に自然な状態で連動しているということだと考えます。
どこかで流れがとまるとそこになんらかの余計な力が加わっていたり、固まっていたりするので音がうまくならなかったり響きを失ってしまうのです。
また、うまく流れたとしても流したあとの処理をおこたると音の行き場がありません。

 

身体の自然な動きから出る音を次の流れに乗せるのか。
そこで止まらせるのか・・・
音のイメージとともに身体がうまく反応していくといい気がします。

 

ニュートラルの身体の状態を知っておくと、本番などで緊張して身体が固まったときに、自分の脳を働かせ、うまく身体にいい指令が送られることになるかも!・・・しれません。

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木下昌子オフィシャルサイト「ストレッチ&マリンバ」


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