
カホンで16ビートを叩いてみよう | 初心者のためのカホン講座
今回のテーマは「16ビート」です。
16ビートの“ノリ”を感じながら3つの奏法「ロー」「ハイ」「タッチ」をうまく叩き分けましょう。
16ビートとは
8ビートと並んで最近のロックやポップで多く見られるリズム・パターンですが、もともとはファンクやソウルなどの音楽ジャンルの基本ビートです。
ドラムセットでは「チキチキチキチキ」とハイハットを16分音符で刻みながら2拍目&4拍目にスネアドラムでアクセントをつけるというスタイルで、8ビートに比べると軽快なニュアンスが感じられます。
右手で「ロー(低音)」を叩く16ビート・パターン
16ビート・パターン@ |
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16ビート・パターンA |
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16ビート・パターンB |
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16ビート・パターンC |
練習時のポイント
はじめのうちは、1打1打の音色と奏法が確認できるテンポ(4分音符=30ぐらい)で練習しましょう。
基本となる「タカタカ・・・」というリズムに上手く乗って、3種類の奏法「ロー」「ハイ」「タッチ」の叩きわけがしっかりできていれば徐々にテンポを速くしていきます。
必要以上に速くせず、今回の段階ではとりあえずテンポ100ぐらいまでいければ合格とします。
「タッチ」はあくまでも、16ビートのニュアンスを出したり、リズムを整えたりする役割なので力を抜いて軽く叩きましょう。
「ロー」「ハイ」の部分はアクセントではないですが、基本的には「タッチ」より強めに叩きます。
そうすることで、ビートの中で低音と高音の音が浮かび上がるので、フレーズがより立体的になります。
左右の手で「ロー(低音)」を叩く16ビート・パターン
16ビート・パターンD |
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16ビート・パターンE |
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16ビート・パターンF |
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上記のパターンを使った16ビート・フレーズ |
練習時のポイント
左右の音になるべく差がないようにしましょう。
特に注意したいのは、楽譜のように、左手→右手というふうにロー(低音)が連続するパターンの場合に左手が弱くなってしまうケースです。
また、表拍以外の音も意識が薄くなる分、音も小さくなりがちなので注意が必要です。
最初は難しいかしれませんが、慣れてくると16ビートのノリを余裕をもって感じることができます。
あせらず、ゆっくり練習しましょう!