
16ビートのバリエーション・パターン | 初心者のためのカホン講座
8ビートと16ビートの基本パターンが叩けるようになったら、次はこの2つのビートを融合させたリズムパターンに挑戦です!
今回は、「タッタカ」と
「タカタッ」といった2つのリズムを使ったフレーズをそれぞれ3つずつ紹介します。
いずれのパターンもドラムセットで使われるフレーズをカホンに応用したものなので、これらをマスターすることで多くのポピュラー音楽曲に合わせて演奏を楽しむことができます。
を用いたリズム・パターン
基本リズム |
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リズムパターン1-1 |
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リズムパターン1-2 |
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リズムパターン1-3 |
は「8音符1つ」と「16分音符2つ」を組み合わせたリズムで、このリズム1つで4分音符1つ分の長さになります。
したがって、下記のような4分の4拍子の場合は4回(タッタカタッタカタッタカタッタカ)で1小節となります。
ちなみに、ポップスやロックなどのポピュラー音楽のほとんどの曲は4分の4拍子で構成されています。
練習時のポイント
16分音符2連から8分音符へ少し勢いをつけて向かうようなイメージで叩くと、このリズム独特の躍動感が出ます。
また、拍の裏を感じていないとテンポが遅くなってしまうので、できるだけ“裏拍”を意識するように心がけましょう。
リズムに慣れてきたら「イチ、トー、ニー、トー、サン、トー、シー、トー」と声に出しながら叩く練習にも挑戦してみましょう。
譜例.2や譜例.3は3つの奏法の切り替えが忙しいので、はじめのうちは難しく感じるかもしれません。
慣れるまでは奏法の切り替えをあいまいにせず、1音1音の奏法が確認できるくらいのテンポで、あせらずゆっくり練習しましょう。
を用いたリズム・パターン
基本リズム |
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リズムパターン2-1 |
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リズムパターン2-2 |
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リズムパターン2-3 |
は「16分音符2つ」と「8分音符」を組み合わせたリズムです。
同じように、このリズム1つで4分音符1つ分の長さなので、4回繰り返すことで4分の4拍子の1小節分の長さになります。
練習時のポイント
この「タカタッ」というリズムは16分音符4つ目を抜いた形ですが、この隙間を感じすぎるとビートが重くなってしまいます。
はじめのうちは、4つ目の隙間の部分をひざを叩くことで埋めたり、“空振り”するなどしてビートがスムーズに流れる感覚を覚えるとよいでしょう。
休符移動 | 打楽器上達に欠かせない10の基礎練習メニューをカホンでトレーニングするとこれらのリズムのフレーズ感、ビート感を養うことができます。
ランダムに刻んだリズムパターン
2つの音符を用いたリズムパターンが叩けるようになったら次のフレーズにもぜひ挑戦してみてください。