休符移動 | 打楽器上達に欠かせない10の基礎練習メニュー

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休符移動 | 打楽器のための基礎練習メニュー

16分音符、3連譜、6連譜を刻ながら休符を移行させていく基礎練習です。
ここでは1拍ごとに1つの休符を入れたパターンと2つの休符を入れたパターンの練習方を紹介します。

 

エクササイズ@

 

エクササイズA

 

連続した音符の間に休符を入れることで様々なリズムパターンが浮かび上がってくるのがわかるかと思います。
曲の中で演奏される打楽器のリズムは一見、複雑で難しいものが多いと思われますが、それらのリズムを1つ1つピックアップしてみると、上記のようなリズムパターンが多く使われているのです。
そのリズムパターンをいろいろ組み合わせたり、絡ませたりすることで多彩なバリエーションのフレーズが生まれるわけです。

 

 

練習時のポイント

手順について

いずれの音符において、休符がなく左右交互に叩いたときの手順を当てはめていきます。
例えば、下記のような音符を叩く場合、手順は次のようになります。

まずは、このような手順をそれぞれの基礎練習メニューにあてはめて体が慣れるまで徹底して叩きこみましょう。

 

書道や文字を書く場合において“書き順”は自然な筆の流れや文字のバランスを整えるうえで大事なことですよね。
それと同じくリズムを刻む場合においても、左右の“手順”は「音の流れ」「リズムの正確さ」「粒を揃える」などを作るうえでとても重要な要素です。

 

慣れないうちは休符の部分を“空打ち”してストロークが止ることないように心がけましょう。
ストロークの軌道を常に意識しながら繰り返し練習することでリズムに一定の流れ、安定感が生まれます。

 

 

毎日同じテンポで練習しない

このメニューを練習するときはメトロノームを使いましょう。
ただ、毎日同じテンポで練習しないこと。
同じテンポで癖を付けると、その前後のテンポの曲を演奏していても、その慣れたテンポに近づこうと走ったり遅くなったりしてしまうことがあります。

 

最初は確実にできるテンポで練習し、その後2〜3ずつ速くしていくとよいです。
速いテンポで慣れてきたら、極端に遅くしてみたりメトロノームを外してみたりといろいろと状況を変えながら練習することも大事です。

 

これらのリズムパターンを叩き込むことで正確なリズム感を身に付けるだけでなく、たくさんのリズムパターンの定着、またスティックコントロールの向上にもつながります。
16分音符、3連譜、6連譜以外の音符や休符の数、場所を変えて工夫したメニューを自分で作ることでさらに“引き出し”“手数”の多いプレイも可能になるので、ぜひ挑戦してみてください。

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