1つ打ち | 打楽器上達に欠かせない10の基礎練習メニュー

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1つ打ち(シングル・ストローク) | 打楽器のための基礎練習メニュー

 

基礎中の基礎となるこの1つ打ち(シングル・ストローク)は、スティックを用いる打楽器演奏において非常に大切な要素である

 

  • 脱力
  • 正しい奏法・フォーム
  • 肩・ひじ・手首の合理的な使い方

 

の習得や見直しができる練習です。
これからドラムやその他打楽器をはじめる初心者の方は、まずはこの1つ打ちでしっかりと土台を作りましょう。

 

 

1つ打ち(シングル・ストローク)の練習手順

 1.左右交互に、ゆっくりなテンポで叩きはじめ、20〜30秒ぐらいかけて自分の最も速く動かせるところまで徐々に速くしていく。
  (※上記楽譜の音の長さは気にしなくてよいです)

 

 2.自分の最も速い速度を10秒間保つ。

 

 3.その後、今度は20〜30秒ぐらいかけて徐々にゆっくりにして始めのテンポに戻していく。

 

 

 

 

 

練習時のポイント

常に脱力を意識する

叩きはじめのゆっくりのテンポのときは肩を支点に腕全体を使ってひじを肩の高さまであげた後、力で叩くのではなく腕の重みやスティックの重みを感じながらストロークしましょう。
大人の腕は平均で4kgあります。その重さを利用するだけで十分に音量は稼ぐことができるのです。

 

自然な弾みを利用する

ヘッドを打ったときの自然な弾みを邪魔せずスティックのリバウンドを拾う感覚を身に付けましょう。
叩きつけるのではなく、バスケットボールなどを連続して弾ませるようなイメージ。

 

 

肩・腕・手首を上手に使う

速くするにしたがい支点の意識ポイントを肩→ひじ→手首と移行させ、1番速いテンポでは腕で叩くのではなく手首を支点に肩や腕の力は完全に抜きましょう。
また、左右のスティックがまっすぐ垂直に上がって、下りてきているか鏡でチェックすることも大事です。
スティックの軌道が垂直になっていないと打面に力が伝わりにくく良い音が出ません。

 

このメニューは練習始めにすることでウォーミングアップ効果にもなります。
ぜひ「日課」にしましょう!

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