
3連符を使ったリズムパターン | 初心者のためのカホン講座 第6回
前回までに紹介したリズムパターンは、1拍につき2打叩く「8分音符」、4打叩く「16分音符」を使ったものでしたが、今回挑戦するリズム「3連符」は1拍につき3打叩く音符です。
ちょっと癖のあるリズムですが、いろんな音楽で多用されているリズムなので、ここでしっかりと身に付けておきましょう。
<「3連符」を聞くのも演奏するのも初めてという方へ>
3連符とは?
その名の通り3つ続いた音符を意味します。
一般的にはのように音符の上に「3」という数字が添えられます。
他にも「5連符」や「7連符」などがありますが、これらも同じように音符の上に音符の長さを分ける数字が添えられています。
また、3連符というと基本的には(4分音符1つの長さを三等分)を指すことが多いですが、他にも
- 2拍3連
(※4分音符2つの長さを三等分)
- 4拍3連
(※4分音符4つの長さを三等分)
といった3連符も存在します。
これらの連符は三等分といっても1÷3=0.33333・・・・のように厳密には等分することができないところも奇数連符の特徴でもあります。
3連符の捉え方・叩き方
初めての方には“1拍につき等間隔で3打叩く”というイメージがつかみづらいかと思います。
そんなときは、音符を「言葉」に置き換えるとイメージしやすくなるでしょう。
3連符なので、ここでは「カホン」という3文字の言葉をあてはめて次のような順序で練習してみてください。
- 「カホン」という言葉を4回続けて等間隔で「カホンカホンカホンカホン」と実際に声に出す。
- 次に、その言葉を声に出しながら同じタイミングで、楽器を右手から交互に「RLR LRL RLR LRL」と叩きます。このとき、「カホン」の言葉の「カ」の部分が拍の頭になるということを意識します。
- 今度はメトロノームのテンポ60に合わせて、クリック音と「カ」のタイミングが同じになるように声に出しながら以下のように叩いてみましょう。
慣れてきたらいろいろなテンポで叩けるようにしましょう。
また、このようなリズム練習やリズム感を養うにはチェンジアップが非常に効果的です。スネアドラムの練習ですが、他の打楽器にも共通した練習なので、ぜひ挑戦してみてください。
3連符を使った4種類のリズム・エクササイズ
リズム・パターン@ |
近日中に動画公開 |
リズム・パターンA |
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リズム・パターンB |
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リズム・パターンC |
練習ポイント
まずは、リズムパターン@のような簡単なパターンで3連符のリズムの流れを感じれるようにしましょう。
目安としてはテンポ60〜100で拍のアタマを毎回意識できていて、音符が等間隔に並んいれば合格とします。
前回までは右手でハイを叩くことが多かったですが、今回のようなパターンでは主に左手にハイが割り当てられるようになります。
2拍目、4拍目のハイは大事なアクセントなので、音が弱くならないようにしっかり叩き込みましょう。