
スネアドラム・チューニングの心得
〜はじめに〜
スネアドラムのチューニングに関して僕の教え子からよくこんな質問を受けます。
・音程はどのくらいに合わせるのがいいのでしょうか?
・ヘッドやスナッピーはどれがいいのでしょうか?
このような質問を受けると僕はいつも決まって・・・
正解はないよ、自分で研究してね!
と、(心の中で言いながら)笑顔でそのチューニングのノウハウをレクチャーします。(笑)
いつも本心とは裏腹な私ですが、実際のところ打楽器に関してはチューニング(音作り)に正解はありません。
自分で“チューニングの仕方”というテーマを挙げておきながら、いきなりこのような断言してしまったわけですが・・・
その理由も踏まえて“チューニングの仕方”に入る前に以下のテーマについて一緒に考ていきましょう!
“良い音”とはどんな音?
あなたが“良い音”と感じたらそれが“あなたにとっての良い音”なのです。
当たり前のことですが、この考え方がスネアドラムに限らず良い音を作るうえで非常に重要な要素です。
人は1日の中で無意識のうちに(意識的に聴く人もいますが)あらゆる場面でスネアサウンドを耳にしますよね。
普段良く聴くお気に入りの曲以外にもテレビのCMや映画、喫茶店やショッピングモールのBGMなどなど・・・
音楽は映像と融合させる、もしくはそれだけでも人を心地よくさせたり、元気にさせたり、ときには感動させたりする効果がありますが、その普段聴く音楽の要素において、スネアサウンドはけっこうな割合を占めているのです。
悲しいことに最近ではあまり生ドラム音(人工的に作った電子音ではないドラムサウンド)を聴く機会が少なくなってはいますが、そのようななかでもドラマーもしくは打楽器奏者の方であれば「このドラムの音いいな〜!」とか「このスネアサウンドかっこいいな〜!」と思う場面は多いのではないでしょうか?
心地よく感じたその音こそあなたにとっての“良い音”になるわけです。
ただ、必ずしもその音が他の人にも気に入られる“絶対的な良い音”かどうかとなると話は変わってきますよね。
それでは、自他共に認める“良い音”を創るためには普段からどのようなことに心がけていけばよいのでしょうか?
「“良い音”を創るための心得とその創り方」そしてそれらの内容を踏まえた実際の「スネアドラムのチューニング手順」などで詳しく解説していますので是非、そちらもあわせてご覧ください。
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